日本で一番早い解禁!房総の伊勢海老

「伊勢海老」と聞くと、その名の通り
三重県・伊勢産?と思う人が多いかもしれません。
とはいえ実はここ千葉県も日本有数の産地!

“伊勢海老” の名は、一説によれば伊勢地方で
たくさん獲れたたものをかつて朝廷に
献上していたことから広まったとも言われています。

伊勢海老が好む海藻や貝類などが棲む
“磯根” がある房総半島沿岸は好漁場。

南房総では8月中旬以降から伊勢海老漁が解禁され、
これからのシーズンがまさに最盛期!
例年、この時季を迎えると房総の至るところで、
お造りや焼き物、揚げ物、汁ものなどの伊勢海老料理が楽しめます。

浅瀬に棲んでいる房総の伊勢海老は、
日に焼けるため見た目が三重産よりやや黒褐色。
岩礁の磯根でエサを豊富に食べているため
身がプリプリで甘く、旨みが濃いのが特長です!

画像参照:南房総市公式サイト(https://www.city.minamiboso.chiba.jp/0000015226.html)

 

房総における伊勢海老漁は海底に “刺し網” と呼ばれる網を落とし、
絡まった伊勢海老を捕獲する「底刺し網」という方法。
潮の流れを考慮しながら海に網を入れるこの漁法は
精度が求められ長年の経験がモノを言う技!

漁は伊勢海老の活力低下を防ぐため、夜明け前から行われ、
水揚げされた後は、その身を傷めないよう
素早く網はずし作業をしないとなりません。

さらに複雑に絡まった海藻を網から除いたり、
岩で切れてしまった部分を修繕したり・・・
伊勢海老漁は繊細かつ、手間のかかる作業です。

資源管理のため伊勢海老には禁漁期間が設けられ、
漁獲できる大きさは全長13cm以上。
サイズに満たないものは海に再放流します。

栄養豊富な海と資源を守る人々の手で
大切に届けられるご当地水産品ブランド、伊勢海老!

ちなみに房州の8月の解禁は、日本で一番の早さ!
(伊勢地方の解禁は10月)

今年も全国に先駆けて解禁となった
房州産の高品質な伊勢海老を産地直送の
鮮度でじっくりとお楽しみください!