紅葉がゆっくり楽しめる、秋の南房総へ

一年を通じて温暖な気候の房総は紅葉の訪れも比較的遅め。
そのぶんゆっくりと秋の景色を満喫できます。

当館の周辺の見どころのひとつが「鋸山」。
見頃は例年11月下旬頃からと、まさにこれからです。
山内には見どころも多く、ロープウェイや
山頂付近の展望台から楽しむ空からの絶景もおすすめ。
空気がクリアな秋からは東京湾越しに雄大な富士山の姿も広がります。

また、当館から車で30分程の場所にある「小松寺」は
もみじの寺としても知られ、南房総における紅葉の名所です。

平安時代、役小角(えんのおづぬ)の創建と伝わる寺は
里見・徳川の朱印寺であったともいわれ
約1,300年以上の歴史を継ぐ由緒ある古刹。

四季折々に癒される原生林のある境内は
幸せのパワースポットとしても有名で多くの女性が訪れます。

見どころの中でも特にモミジのトンネルを抜けた仁王門付近は
紅葉の赤が重なりあう絶好のフォトスポット!
毎年11月下旬から12月上旬にかけてはカエデの大木も見頃を迎え、
モミジやイチョウなどの広葉樹が鮮やかに色づきます。

11月の最終日曜日には露店が立ち並ぶ「もみじ祭り」も開始され、
紅葉の時期は夜のライトアップも行われるなど、多くの人々で賑わいます。

ちなみに寺には、山津波で流された鐘をつかんだ
仁王門の仁王像が片腕ごと瀬戸川に流され、
以来、大雨が降ると川から “小松恋しや、じゃがらがん”と
悲しそうな鐘の音が聞こえたという『土中の鐘』伝説や、

寺の前を流れる川で一休みすると
川の水の色が七色に光って見える『七色が淵』など
「小松寺の七不思議」と呼ばれる不思議な言い伝えがあります。

心地よい気候が続く、文化と芸術の秋。
色づく山々の景色とともに、歴史と伝説にも彩られた
風情あふれる南房総の季節をぜひ、のんびりと散策してみてください。

画像参照:
ちば観光ナビ(https://maruchiba.jp/index.html)