
南房総の海辺に静けさが漂う10月。
お出掛けするのにもちょうどいい気温のなか、
潮風に包まれて、人影もまばらなビーチを
のんびり歩いてみるのも、この季節ならではの気持ちよさ。
そんなとき、ぜひおすすめしたいのがビーチコーミング。
ビーチコーミングとは、海岸などに打ち上げられた
漂流物を集めて楽しむ、ちょっとエコな海辺の宝探し。
長い海岸線を誇る南房総は、貝殻をはじめ、流木や陶片など
さまざまなものが打ち寄せられるビーチコーミングの人気スポット。
なかでもビーチグラス(シーグラス)と呼ばれる
色とりどりのガラス片は波に揉まれて角の取れた小片で
曇りガラスのようなその風合いが<海の宝石>として人気を集めています。
ビーチグラスの色はその元となったガラスの色によるため
一般的には緑、透明、青などが主流です。
ある資料によれば、赤はおよそ 5,000 個に1個、
最も珍しいオレンジは 10,000 個に1個程度というレアもの。
もし見つけられたらぜひ、しあわせのお守りにしても素敵ですね。
きれいなビーチグラスが沢山拾えたら、
瓶に詰めてお部屋のインテリアとして飾ったり、
カスタマイズしてオリジナルのアクセサリーにしたり。
アイデアはまさに無限。
旅の寄り道に、ドライブのひと休みに、
お子様と一緒に気軽にトライできるのもうれしいですね。
波の置き土産でもあるビーチグラスを探すなら干潮時がおすすめ。
南房総の海岸で見つかるのはビーチグラスの他に
タカラガイや巻貝などの貝殻、化石や陶片、
ときにはイルカの骨のかけらなどバラエティ豊か。
静かな秋に、海を感じながらゆったりと
自分リズムで楽しめるのもビーチコーミングの面白さ。
遠い海をはるばるやってきたその旅路に
想いを馳せる時間もロマンチックなひとときです。
アートの秋らしい自分だけの想い出づくりに、ぜひチャレンジを。