星見の特等席!ふたりの世界にひたる、ラバーズベンチ

 

残暑お見舞い申し上げます。
夜空を見上げる機会も多くなってくるこれからの季節。

鋸南町のある南房総エリアは
星空観察に適した場所としても知られています。

都心から近いながらも、南房総は東京湾や房総丘陵に
囲まれていることから光害の影響が少ないため、
ここでは天の川をはじめ、プラネタリウムのように
地平線近くまで広がる星空を堪能できます。

県最南端に位置する南房総市では
この美しい星空が楽しめる環境を後世に残すために
「星空保護区」の取得を目指し、
夜の暗さを守ることに取り組んでいます。

「星空保護区」とは、アメリカに本部を置く民間団体
ダークスカイ・インターナショナルが認定する国際的制度です。
日本での星空保護区の認定は現在4箇所ほど
(2024年12月現在)ですが、世界では211箇所が認定。
南房総市が認定されれば首都圏及び関東で初めての事例になります。

そんな南房総エリアに数ある星空スポットの中でも
まさに究極!と言えるのが房総半島最南端の
「白浜野島崎園地」に設置された「ラバーズベンチ」!

海に突き出した半島の岩場にあることから
“最果てのベンチ”としてカップルに大人気のこちらからは
絵本の世界のようなロマンチックな星空が堪能できます。

さらに、朝日と夕陽も楽しめるため、
「このベンチに2人で座ると幸せになれる」という言い伝えも。

遮るものが一切ない眺めは、写真映えでも有名で
昼間の青い海をはじめ、オレンジ輝く夕暮れの海、
宝石をちりばめたような夜空と
どの時間に訪れてもうっとりする大絶景!

2025年の秋の天体ショーとして話題を呼んでいる
9月8日の皆既月食や、11月5日のスーパームーンを
仰ぐスポットにもイチオシです!

潮の香りに包まれた夜の海辺で月明かりの下、
ときめきが止まらないふたりだけの世界をぜひどうぞ。

ちなみにベンチは岩場にあるので、お出かけの方は
ヒールなどは避け、滑りにくい靴がおすすめです。

園内には“白鳥の灯台”と呼ばれる
西洋式灯台の「野島崎灯台」もあり散策も楽しめます。

日の短さに近づく秋を感じるこれからの季節。
南房総の自然が魅せる神秘を
ぜひ壮大なスケールでご体感ください!

 

画像参照:千葉県公式観光サイト(ちば観光ナビ https://maruchiba.jp/)