
寒い日が続いております。
例年、1月から2月にかけては
冷え込みが一段と厳しい季節ですが、
温暖な南房総では本格的な「いちご狩り」の季節の到来です。
中でも「館山のいちご狩り」は早春の話題として
TVニュースでも取り上げられる南房総の風物詩。
シーズンに訪れる観光客は20万人以上とも言われ、
上質なその品質は皇室にも献上されるほど。
館山での栽培の歴史は50年以上にのぼります。
いちごは本来、初夏の果物ですが、
寒い冬の時季に栽培することで
ゆっくりと栄養を蓄えながら成長し、
実も味も詰まったおいしいいちごになるのです。
実はいちごはレモンを上回るビタミンCの宝庫。
ペクチンやカリウム、ミネラル等も含まれ
体調を崩しやすい冬にぴったりの
頼もしいフルーツでもあります。
この季節、当館の周りでも観光農園がオープン!
中にはベビーカーや車椅子のまま
収穫体験ができる「高設栽培」の施設もあり、
ハウスいっぱいに甘い香りが立ち込める中、
制限時間内は食べ放題!
人気の高級品種「白いちご」をはじめ、
「章姫」や「紅ほっぺ」など、
産地ならではの3~9種類の食べ比べが楽しめます。
もちろん、お持ち帰り用の摘み取り(有料)もOK!
その愛くるしい見た目でも人気の
いちごの花言葉は「幸福な家庭」「尊重と愛情」。
また、かつて西洋では、いちごの葉と根を
漬け込んだ水で目を冷やすと、
視力が回復すると考えられていたことから
「先見の明」という花言葉もあるようです。
まさに、新年に相応しい縁起のよいフルーツです。
ちなみに、厳密にはいちごは
草本性の作物ため、野菜に分類されます。
そんなファジーなところも
いちごの愛らしさかもしれません。
どうぞ、ひと足早い春を体験できる
冬の南房総で、甘くておいしい
「イチゴイチエ」の旅をお楽しみください!